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食いしばり、していませんか?(その1) ~食いしばりが及ぼす悪影響【口腔機能】【予防歯科】

今日は、食いしばりについてお伝えしていきます。

食いしばりとは、無意識に上の歯と下の歯が接触して力を入れてしまうことです。

日本語で頑張って何かすることを「歯を食いしばって〇〇する」と言うくらいなので、程度の差はあれ食いしばりをしている方は多いです。

身体的に精神的にしんどいときや、力を入れるとき等に無意識に行っていることが多いです。

それは人間の体は頭というとても重たいものが背骨の上についていて、バランスをとったり強い力を入れたりするために噛みしめるという動きが必要になるからです。

パイナップル(頭)にペン(背骨)を刺して、ペンを下に向ける感じ・・・というと伝わるでしょうか?

ただ、どうしても歯に対しては「力を入れて」「力を受け止める」動きなので、過剰になると様々なトラブルに繋がります。

1.食いしばりによる代表的なトラブル

代表的な症状としては以下のようなものがあります。

1.顎や首(場合によっては側頭部)などの筋肉が痛くなる(筋肉を酷使するため)

2.歯が痛くなったり、欠けたりする(歯で力を受け止めるため)

3.歯ぐきが痛くなったり、腫れたりする(歯を支える歯ぐきに力がかかるため)

4.顎の関節(耳の前にあります)が痛くなったり、動きが悪くなったりする(筋肉の力によって関節がつぶされるため)

など。

これらの自覚症状のある方には食いしばりが隠れていることも多いです。

痛みが出る原因は他にもあるので「首が痛いから食いしばりだ!」と言い切れるわけではないですが、このような症状が出ている場合・・・特に複数の症状がある場合は疑ってみる必要があります。

2.食いしばりセルフチェック

自分で食いしばりをしているかどうかを簡単に確認する方法もあります。

例えば・・・

1.舌の形がなめらかではなく、ギザギザ

舌に力を入れて、歯に押し当てていると思われます

2.奥歯あたりの頬の内側に、横向きの白い線ができている

顎~頬の筋肉に力を入れて、頬を歯に食い込ませている

3.下顎の内側(舌のある側)の骨に出っ張りがある

いつも骨に力が入っているので骨が太くなってきた

4.上顎の真中に硬い出っ張りがある

 これも3と同様、力が入っている骨が太くなってくる

5.顎がカクカク言う、口が開けにくい、大きく開けようとすると痛む

 負担がかかった顎の動きが悪くなっている(顎関節症になってきている)ため

等です。

他にも見分ける方法はありますが、セルフチェックしやすいのはこのあたりでしょうか。

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次回、原因編に続きます

TCH(歯列接触癖)についてはこちら