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無意識のTCH(歯列接触症)が歯に与える影響と予防方法

日頃、何気なく歯を接触させていませんか?この行為が意識しないうちに繰り返される場合、TCH(Tooth Contacting Habit:歯列接触癖)と呼ばれる状態になることがあります。TCHは歯や顎に負担をかけるだけでなく、さまざまな健康問題を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。今回は、TCHが歯に与える影響とその予防方法についてご紹介します。

〇TCH(歯列接触症)とは?

TCHとは、意識せずに上下の歯を軽く接触させてしまう癖のことです。本来、歯と歯は食事や会話時以外は接触していないのが正常な状態です。しかし、集中している時や緊張状態にある時など、無意識に歯を噛み合わせていることがあります。これが頻繁に行われると歯や顎に過度な負担がかかり、TCHに繋がります。

〇TCHが歯や健康に与える影響

・歯や顎にかかる負担の増加
TCHでは、歯が持続的に接触することで歯の表面に過剰な力がかかります。この力が繰り返されると歯のエナメル質が徐々に摩耗し、知覚過敏や歯の破折を引き起こすことがあります。また、顎関節にも負担がかかるため、顎関節症を引き起こすリスクがあります

・噛み合わせの悪化
TCHが慢性化すると、歯列に力が加わり続けることで噛み合わせが不均衡になり、日常生活に支障をきたす場合があります

・筋肉や身体全体への影響
歯を接触させる際には、顎の筋肉が無意識に緊張しています。この緊張が続くと顎の筋肉が凝り固まり、頭痛や肩こりといった身体的な不調を引き起こすことがあります。

〇TCHの原因

TCHの主な原因は、ストレスや習慣に関連していることが多いことが分かっています。以下のような状況下では、特にTCHを引き起こしやすいとされています。

・精神的ストレス
緊張状態では、無意識に歯を噛みしめたり接触させたりしがちです。仕事や学校でのプレッシャーが原因となることがあります。

・集中時の無意識な動作
作業や勉強に集中しているとき、歯を接触させる癖が出やすいと言われています。

・不適切な噛み合わせ
元々の噛み合わせが悪い場合も、TCHが誘発される可能性があります。

〇TCHの予防方法

・歯と歯を接触させない意識を持つ
普段の生活で「上下の歯は軽く離れているべき」ということを意識することが、TCHの予防に繋がります。意識的に歯を離し、リラックスした状態を保つことが重要です。特にパソコン作業や勉強の際には、定期的に「歯が触れていないか」をチェックする癖をつけましょう。

・ストレスを軽減する
TCHはストレスによって引き起こされる場合が多いため、リラクゼーション法を取り入れることが効果的です。深呼吸や瞑想を取り入れる、軽い運動やストレッチを行う、十分な睡眠を確保する、といったことを意識してみましょう。

・メモを活用する
付箋などのメモを机やモニターなどに貼ることで、「歯を離す」という意識を喚起することができます。この方法は非常に簡単ですが、効果的です。

・ナイトガードを活用する
夜間のTCHが疑われる場合は、歯科医院でナイトガードを作製することもできます。ナイトガードは就寝中の歯の接触を防ぎ、歯や顎への負担を軽減します。

・定期的な歯科受診
歯科医院での定期検診を受けることで、TCHの兆候を早期に発見できます。噛み合わせの確認や必要な治療を行い、TCHが悪化するのを防ぎます。

〇まとめ

TCH(歯列接触癖)は意識しないうちに歯や顎、さらには全身に影響を及ぼす可能性があります。生活習慣を見直し、歯の健康を守るための対策を早めに講じましょう。

症状が続くようであれば西原ひだまり歯科までお気軽にご相談ください。

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