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マウスピースだけじゃない!電気刺激・マッサージなどの補助療法~もしかして顎関節症?あごの違和感に気づいたら読むブログ【第5回:補助療法編】~

顎関節症では、マウスピース(スプリント)を使った治療がよく知られています。就寝中に装着し、噛みしめや歯ぎしりを軽減することで、顎関節や筋肉への負担を和らげる方法です。もちろん非常に有効ですが、顎関節症の治療はそれだけではありません。

あごの症状や原因は人によってさまざまで、それに応じて補助療法と呼ばれるさまざまなアプローチが行われることもあります。スプリント以外にもこんな方法があるということを知っていただくことで、治療の幅が広がり、より自分に合ったケアが見つかるかもしれません。今回は、治療の補助として行われるスプリント以外の対症療法についてご紹介します。

〇電気刺激療法(低周波治療)

電気刺激療法は、専用の機器を使って顎まわりの筋肉に微弱な電気を流し、筋肉のこわばりをやわらげる方法です。特に咀嚼筋(噛むための筋肉)が緊張している方に効果が期待できます。緊張して硬くなった筋肉は血流も悪くなり、痛みや動かしにくさの原因になることがあります。

電気刺激を与えることで筋肉がやさしく収縮・弛緩を繰り返し、血行が促進されて痛みが軽減されるという仕組みです。リラックス効果もあり、あごまわりのこわばりが取れやすくなるため、慢性的な痛みや開口障害のある方にも有効です。

〇温熱療法(ホットパック・赤外線など)

筋肉や関節の痛みには、温めることが有効な場合があります。これが温熱療法です。ホットパックや赤外線治療器を用いて、顎関節や咀嚼筋を温めることで、血行を改善し、筋肉の緊張を和らげます。

あごの違和感が冷えや筋肉の緊張から来ている場合、この温熱療法はシンプルで効果的な手段です。ご自宅でも蒸しタオルを使って簡易的な温熱療法を行うことができます。入浴時に湯船にゆっくり浸かるのもおすすめです。ただし、あごが炎症を起こして熱をもっている場合は逆効果になることもあるため、自己判断せず、歯科や口腔外科の指導のもとで行いましょう。

〇マッサージ・徒手療法(D-function)

D-function(ディー・ファンクション)は、顎関節症のために開発された、筋肉・関節の機能回復を目的としたマッサージやストレッチ、関節運動療法を組み合わせた徒手療法です。

咀嚼筋の緊張やバランスの乱れが原因であごの動きが悪くなっている場合、D-functionでは専門的な手技を使ってその筋肉に直接アプローチします。筋肉を優しくほぐしたり、開口練習を補助したりといったケアを受けることで、痛みの軽減やスムーズな開閉口が期待できます。特に、口を開けようとすると途中で引っかかったり、あごが横にずれてしまうような方にとっては、機能回復につながる有用な選択肢です。

〇姿勢指導や生活習慣の見直し

実は、顎関節症の症状には日常の姿勢やクセが大きく関係していることがあります。例えば、頬杖をつく、うつぶせ寝をする、片方の歯ばかりで噛む、などの行為が、知らず知らずのうちにあごに負担をかけているのです。

補助療法の一環として、歯科医院では姿勢や噛み癖の見直し、枕の高さ、スマホを見るときの姿勢など、生活全般のアドバイスが行われることがあります。また、ストレスが原因のひとつになっているケースも多いため、ストレスマネジメントの方法を取り入れることも重要です。

〇食事の工夫やセルフケアも大切に

あごに痛みがあるときは、無理に硬いものを噛もうとせず、柔らかい食材や小さく切ったものをゆっくり噛むようにしましょう。また、痛みが出たときの冷却(アイシング)や、こわばりを感じたときの温めなど、自宅でできる簡単なケアも取り入れるとよいでしょう。

ただし、あくまで「自己流」で症状をごまかすのではなく、補助療法として正しい知識のもとで取り組むことが大切です。

〇まとめ

顎関節症の治療は、マウスピースだけで治すものではありません。症状の出方や原因は人それぞれであるため、多角的なアプローチが必要です。今回ご紹介したような電気刺激療法、温熱療法、マッサージ(D-function)などの補助療法は、主な治療を支える大切な選択肢です。

気になる症状が続くようであれば、西原ひだまり歯科までお気軽にご相談ください。

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