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顎関節症が女性に多いのはなぜ?ホルモンバランスや骨格の影響

顎の痛みや口の開けにくさ、カクカクとした音などの症状がみられる「顎関節症」は、比較的多くの方が経験するお口のトラブルのひとつです。
中でも、20〜40代の女性に多い傾向があることをご存じでしょうか。「特別なことはしていないのに、なぜ自分が?」と感じる方も少なくありません。
実は、顎関節症には体の特徴や日常生活の習慣が大きく関係していると考えられています。
今回は、顎関節症が女性に多い理由についてご紹介します。

女性に多い理由①:関節や靭帯の柔らかさ

顎関節は、骨と骨の間にある関節円板や、それを支える靭帯によって安定しています。一般的に女性は男性に比べて靭帯が柔らかく、関節の可動性が高いといわれています。この柔軟性自体は決して悪いものではありませんが、その分関節が不安定になりやすく、顎の位置がずれやすい傾向があります。その結果、関節円板がずれたり、筋肉に負担がかかったりすることで、顎関節症の症状が現れやすくなります。つまり、もともとの体の特性が、顎関節に影響を与えている可能性があるのです。

女性に多い理由②:ホルモンバランスの影響

女性に多い理由として、女性ホルモンの影響も指摘されています。特にエストロゲンは、関節や靭帯の柔軟性に関わるホルモンであり、その分泌量の変化が関節の状態に影響を与えると考えられています。月経周期やストレス、生活リズムの乱れなどによってホルモンバランスが変化すると、顎関節の安定性にも影響が出る可能性があります。また、ホルモンの変動は筋肉の緊張状態にも関係しており、無意識の食いしばりや歯ぎしりが起こりやすくなることもあります。こうした要素が重なることで、顎関節への負担が増えてしまうのです。

女性に多い理由③:日常生活のクセ

さらに見逃せないのが、日常生活の中にある何気ないクセです。たとえば、頬杖をつく習慣は、顎に片側から持続的な圧力をかけるため、関節の位置に偏りを生じさせる原因になります。また、バッグをいつも同じ側で持つ、片側ばかりで噛むといった習慣も、顔や顎のバランスを崩す要因となります。特に女性は荷物を持つ機会も多く、無意識のうちに体のバランスが偏りやすい傾向があります。こうした日常の積み重ねが、顎関節に少しずつ負担をかけてしまうのです。

女性に多い理由④:無意識の歯の接触(TCH)と姿勢の影響

顎関節症の予防や症状の軽減には、日常のちょっとした意識づけも大きく関わってきます。たとえば、上下の歯は本来、安静時には接触していない状態が正常とされています。無意識のうちに歯を接触させる「TCH(歯列接触癖)」があると、顎の筋肉や関節に持続的な負担がかかりやすくなります。デスクワークやスマートフォンの操作中など、ふとしたタイミングで「歯が触れていないか」を確認する習慣をつけることも有効です。また、姿勢の乱れも顎の動きに影響を与えるため、猫背にならないよう意識することも大切です。こうした小さな積み重ねが、顎関節への負担軽減につながります。

まとめ

顎関節症が女性に多い背景には、靭帯の柔らかさやホルモンバランスといった体の特徴に加え、日常生活のクセが関係していると考えられています。「少し違和感があるけどそのままにしている」という状態が続くと、症状が悪化してしまうこともあります。まずはご自身の生活習慣を見直し、顎に負担をかけていないか意識してみることが大切です。

症状に応じたアドバイスや治療のご提案も行っておりますので、気になる症状が続く方は、西原ひだまり歯科までお気軽にご相談ください。
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