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耳の前が痛い、でも耳鼻科では異常なし…あごが原因のことがあります
耳の前あたりに痛みや違和感があり、「中耳炎かもしれない」「耳の病気ではないか」と心配になって耳鼻科を受診したものの、「特に異常はありません」と言われた経験はありませんか?実は、その痛みの原因が耳ではなく「あご」にあることがあります。耳のすぐ前には「顎関節」と呼ばれる関節があり、食事や会話などで口を開け閉めするときに働いています。この顎関節に負担がかかることで、耳の周辺に痛みや違和感が現れることがあるのです。
今回は、耳の前の痛みと顎関節の関係についてご紹介します。

〇耳の近くには顎関節がある
顎関節は、下あごと頭の骨をつないでいる関節です。場所は耳の穴のすぐ前にあり、指を耳の前に当てながら口を開けると動きを感じることができます。そのため、顎関節に炎症や負担が生じると、耳そのものが痛いように感じることがあります。また、顎関節周囲には多くの筋肉や神経が存在しているため、痛みが耳やこめかみ、頬などに広がることもあります。
〇このような症状はありませんか?
顎関節が原因の場合、耳の前の痛み以外にもさまざまな症状がみられます。例えば、
・口を開けると耳の前が痛む
・大きく口を開けにくい
・口を開けるとカクカク音がする
・あごが疲れやすい
・朝起きたときにあごがだるい
・こめかみや頬が痛む
といった症状です。これらの症状がある場合は、顎関節症の可能性が考えられます。
〇顎関節に負担がかかる原因とは?
顎関節症はひとつの原因で起こるわけではなく、さまざまな要因が重なって発症すると考えられています。代表的な原因のひとつが歯ぎしりや食いしばりです。睡眠中の歯ぎしりは自覚しにくいものですが、強い力が長時間あごにかかることで、顎関節や周囲の筋肉に負担を与えます。また、
・片側ばかりで噛む習慣
・頬杖をつく癖
・うつ伏せ寝
・長時間のスマートフォン操作による姿勢の乱れ
・ストレス
なども顎関節への負担につながることがあります。近年では、デスクワークやスマートフォンの使用時間増加に伴い、顎関節症の症状を訴える方も増えているといわれています。
〇歯科でできること
耳に異常がないにもかかわらず痛みが続く場合は、歯科で顎関節の状態を確認することができます。診察では、口の開き方や顎関節の動き、筋肉の状態、噛み合わせなどを確認します。必要に応じてマウスピース(ナイトガード)を作製し、睡眠中の歯ぎしりや食いしばりによる負担を軽減することもあります。また、生活習慣や姿勢の改善についてアドバイスを行うこともあります。顎関節症は早めに対処することで症状の改善が期待できます。痛みを我慢し続けることで、口が開けにくくなったり、症状が慢性化したりすることもあるため注意が必要です。
〇まとめ
耳の前の痛みがあると、まず耳の病気を疑う方が多いかもしれません。しかし、耳鼻科で異常が見つからない場合は、顎関節が原因となっている可能性があります。耳の前の痛みやあごの違和感、口の開けにくさなどが続いている場合は、一度歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか。
気になる症状が続く方は、西原ひだまり歯科までお気軽にご相談ください。
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