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顎関節症

マウスピースで顎関節症はよくなる?歯科でできる治療と注意点

「口を開けるとあごが痛い」「あごからカクカクと音がする」「朝起きるとあごがだるい」などの症状は、顎関節症が関係している可能性があります。顎関節症の治療法の一つとして、歯科医院ではマウスピース(スプリント)を使用することがあります。しかし、「マウスピースを使えば必ず治るの?」「市販のマウスピースでもいいの?」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。

今回は、顎関節症に対するマウスピース治療の役割や、治療を受ける際に知っておきたい注意点についてご紹介します。

顎関節症とは?

顎関節症とは、あごの関節や周囲の筋肉に痛みや違和感が生じる病気の総称です。

代表的な症状として、口を開けると痛む、口が大きく開かない、あごを動かすと音が鳴るといったものがあります。また、あごだけでなく、頭痛や肩こり、首のこりなどを伴う場合もあります。原因は一つではなく、歯ぎしりや食いしばり、噛み合わせ、ストレス、姿勢、生活習慣など、さまざまな要因が重なって発症すると考えられています。

マウスピース治療の目的

顎関節症で使用されるマウスピースは、「スプリント」や「ナイトガード」と呼ばれる装置です。主な目的は、歯ぎしりや食いしばりによる過度な力から歯やあごを守り、顎関節や筋肉への負担を軽減することです。睡眠中は無意識に強い力で歯を食いしばることがあり、自分でコントロールすることは困難です。マウスピースを装着することで、歯が直接強く接触するのを防ぎ、筋肉や関節への負担を和らげる効果が期待できます。また、歯のすり減りや詰め物・被せ物の破損を防ぐことにもつながります。

マウスピースだけで治るわけではありません

マウスピースは顎関節症の治療に有効な場合がありますが、すべての症状がマウスピースだけで改善するわけではありません。顎関節症は原因が一つではないため、症状に応じて生活習慣の見直しや、食いしばりの癖への対応、必要に応じた運動療法などを組み合わせながら治療を進めることが大切です。例えば、日中に無意識に歯を接触させる癖がある場合は、その習慣を改善することも重要です。また、長時間のスマートフォン使用やデスクワークによる姿勢の悪さが、あごの筋肉へ負担をかけていることもあります。そのため、患者さま一人ひとりの生活習慣や症状を確認しながら治療方針を決めていきます。

市販のマウスピースとの違い

ドラッグストアなどで販売されているマウスピースを使用すればよいと考える方もいますが、市販品は誰のお口にも合うように作られているため、必ずしも適切に使用できるとは限りません。歯科医院で作製するマウスピースは、お口の型取りを行い、一人ひとりの歯並びや噛み合わせに合わせて作製します。そのため、装着時の違和感が少なく、あごへの負担を考慮した設計が可能です。症状によっては、マウスピースの形状や厚みを調整する必要があるため、自己判断で市販品を使用するのではなく、歯科医師の診断を受けることをおすすめします。

まとめ

顎関節症に対するマウスピース治療は、歯ぎしりや食いしばりによる負担を軽減し、歯やあごを保護することを目的とした治療法です。ただし、顎関節症の原因は一人ひとり異なるため、マウスピースだけで改善するとは限らず、生活習慣の見直しなどを含めた総合的な治療が重要になります。

当院では、お口の状態や症状を丁寧に確認し、それぞれの患者さまに適した治療方法をご提案しています。「あごが痛い」「口が開けにくい」「歯ぎしりが気になる」といった症状がある方は、西原ひだまり歯科までお気軽にご相談ください。

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