入れ歯（義歯）DENTURES
歯を失ったら入れ歯などで
補いましょう
歯は、食事をする際の咀嚼（そしゃく）や、言葉をはっきりと発音する際に必要不可欠です。
歯を失うと、これらの基本的な機能が低下し、栄養の摂取やコミュニケーションに悪影響を与える可能性があります。
むし歯や歯周病、事故などで歯を失ってしまった場合には、放置せずに、速やかに失った歯を補う入れ歯（義歯）で補い、日常生活の質を維持しましょう。
入れ歯の役割
咀嚼能力の向上
入れ歯は、食べ物を適切に咀嚼するための能力を回復させます。
咀嚼は消化を助け、栄養の吸収を促進するため、十分な咀嚼機能は健康維持に不可欠です。
栄養摂取の改善
歯がないと、硬い食べ物や繊維質の多い食べ物を摂取するのが難しくなります。
入れ歯を使用することで、これらの食品を食べやすくなり、バランスの取れた食事が可能になります。
明瞭な発音
歯は言葉をはっきりと発音するのに重要な役割を果たします。
歯がないと、特定の音を正確に発音することが難しくなります。
入れ歯を使うことで、はっきりとした発音が可能になります。
若々しい外見の維持
歯を失うと、顔の形が変わり、しわやたるみが生じることがあります。
入れ歯は、顔の形を維持し、見た目の若々しさを保つのに役立ちます。
保険診療の入れ歯と
保険適応外の
入れ歯の違い
材質の違い
保険診療の入れ歯
保険が適用される入れ歯には、アクリルレジンと呼ばれる材料が使用されています。
この材質は、基本的な機能は満たすものの、見た目や快適性には限界があります。
健康保険適応外の入れ歯
セラミックなどの高品質な材質を選択できます。
自然な見た目を持つ材質や耐久性・快適性に優れた材質を選ぶことができます。
見た目の違い
保険診療の入れ歯
基本的な機能を重視しているため、審美性は高くありません。
健康保険適応外の入れ歯
見た目の美しさや自然さを重視しており、より自然な色や形状の選択が可能です。
コスト
保険診療の入れ歯
保険適用により、患者さんの自己負担額が少なくなります。
健康保険適応外の入れ歯
保険適用外であるため、コストが高くなることが一般的ですが、その分、品質や機能性、審美性に優れています。
耐久性と機能性
保険診療の入れ歯
標準的な耐久性と機能性を提供します。
健康保険適応外の入れ歯
高品質の材料を使用しており、耐久性が高く、機能性に優れていることが多いです。
保険診療の入れ歯
（義歯）
総義歯
総義歯は、上顎、または下顎の全ての歯を人工の歯で置き換えます。咀嚼機能の回復、発音の改善、顔貌のサポートを目的としています。
入れ歯の床（基礎部分）は、主にアクリル樹脂で作られ、色は歯茎に似せて自然に見えるように工夫されていますが、厚みがあるため、違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
部分床義歯（部分入れ歯）
部分床義歯は、一部の自然な歯が残っているが、いくつかの歯が失われた場合に使用されます。
残っている自然な歯を支えとして使用し、失われた歯を補います。
金属やアクリル樹脂などの材料で作られ、自然な歯と調和するように設計されています。
クラスプ（金属のバネのような部分）を使用して、残った自然な歯に固定します。
部分床義歯は、義歯と自然な歯の間のかみ合わせを調整することが大切です。
当院では、快適な装着感と機能性を確保するために、精密な調整を行っております。
保険適応外の
入れ歯（義歯）
ノンクラスプデンチャー
（金具の見えない義歯）
金属のクラスプ（バネ）を使用しておらず、自然な見た目の入れ歯です。
ノンクラスプデンチャーのプラスチックは透明感があり、周囲の歯や歯ぐきになじみ、目立ちにくいです。
見た目の審美性を重視しており、笑ったときや話すときに金属部分が目立たない設計になっています。
ノンクラスプデンチャーは強度と柔軟性があるために、薄く作ることができます。
そのため、装着感が良く、快適性に優れています。
100,000円（税込110,000円）～300,000円（税込330,000円）
金属床義歯
（金属を使って薄く仕上げた義歯）
床部分に金属を使用し、薄く丈夫に作られています。
耐久性が高く、長期間の使用に耐えることができます。
保険適用のアクリル樹脂製の義歯に比べて薄く作れるため、口腔内での違和感が少なく、より自然な感覚で使用できます。
熱伝導性が高いため、食べ物の温度を自然に感じることができ、お食事をお楽しみいただけます。
200,000円（税込220,000円）～
アタッチメント義歯
（歯の根やインプラントを使用して安定させる義歯）
残存する歯の根やインプラントにアタッチメント（連結部品）を取り付けて、義歯を安定させます。
通常のクラスプよりも固定力が高く、義歯の安定性が向上します。
装着時の見た目が自然で、金属のクラスプが目立たないように設計されています。
まるでご自身の歯のようなかみ心地を実現できます。
健康保険適応外の入れ歯（義歯）は、コストは高くなりますが、その分、審美性、機能性、快適性に優れています。
入れ歯は、患者さんのご希望やご予算、口腔内の状態に合わせて適切なタイプを選択することが重要です。
当院では患者さんのご希望やご予算などを丁寧にうかがい、お口にフィットする義歯を製作いたします。
他院で製作した義歯も調整いたしますので、お気軽にご相談ください。