コラムCOLUMN
皆さん、こんにちは。
広島市安佐南区の歯医者【西原ひだまり歯科】です。
同じように歯磨きをしていても、「むし歯になりやすい人」「むし歯になりにくい人」はいらっしゃいます。
生まれつきの歯の強さも関係があるでしょう。
また、唾液はお口の中をきれいにしてくれる役割があるため、唾液量が多いとむし歯になりにくくなります。
お口の中の環境は人それぞれ違うのですから、個人差があるのは当然といえます。
ただ、毎日の食事で歯を強くすることもできます。
歯を丈夫にするための栄養を摂取するには、どのような食べものをいただくとよいのでしょうか。
歯は、表面を覆っているエナメル質、内側にある象牙質、歯根の表面にあるセメント質からできています。
そして、象牙質やセメント質の大部分はコラーゲンといわれるタンパク質で構成されています。
タンパク質は、歯の土台を作るのに欠かせない栄養素なのです。
●タンパク質を多く含む食材
- お肉
- お魚
- たまご
- 牛乳やチーズなどの乳製品
- 大豆食品
初期むし歯の場合、唾液の力で歯が元の状態に修復されることがあります。
これを「再石灰化」といいます。
この「再石灰化」が活発に行われている歯は「丈夫な歯」といえるでしょう。
「再石灰化」に役立つ栄養素は「カルシウム」ですが、日本人は全体的にカルシウムが足りていないのが現状です。
カルシウムは歯だけでなく、骨も丈夫にしてくれる大切な栄養素のひとつです。
「カルシウム」の吸収をたすける栄養素である「マグネシウム」と一緒に、毎日の食事に意識的に取り入れるように心がけましょう。
●カルシウムを多く含む食材
- 牛乳やチーズなどの乳製品
- 桜えび・小魚
- 小松菜
●マグネシウムを多く含む食材
- ひじきやわかめなどの海藻類
- 大豆食品
- 玄米
- ナッツ
- バナナ
お口の状態は「栄養」に大きく影響されます。
人の身体は毎日の食事でできているからです。
タンパク質、カルシウム、マグネシウムの他にも、ビタミンA・C・Dなどの栄養素も一緒に摂取できるバランスのよい食事を心がけ、むし歯になりにくい歯を作りましょう。
また、ビタミンDは、太陽の光を浴びることで体内でつくられるため、日光に当たることが少ないと感じる時は、意識して外に出る習慣をつけましょう。
●ビタミンAを多く含む食材
- 牛・豚・鶏レバー
- うなぎ
- にんじん、ほうれん草など
●ビタミンCを多く含む食材
- 柑橘系の果物
- いちご、キウイなど
●ビタミンDを多く含む食材
- 鮭
- 干しシイタケ
- 卵黄など
安佐南区西原の歯医者「西原ひだまり歯科」は、管理栄養士が在籍している歯医者です。
栄養や食事のことに関するご相談、お悩みなどがございましたら、お気軽に当院までお尋ねください。
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