
コラムCOLUMN
あごがカクカク鳴る原因は?放置してよい音・相談した方がよい音
食事中やあくびをした時に、「カクッ」「コキッ」とあごが鳴った経験はありませんか?痛みがない場合、「ただ音がするだけだから大丈夫」とそのままにしている方も少なくありません。しかし、あごの音には一時的なものもあれば、顎関節症などのトラブルが隠れているケースもあります。特に、痛みや口の開けづらさを伴う場合には注意が必要です。今回は、あごがカクカク鳴る原因や、様子を見てもよいケース、早めに相談した方がよいケースについてご紹介します。

あごの関節では何が起きている?
あごは、「顎関節」という関節によって動いています。この関節は耳の前あたりにあり、食べる、話す、笑うといった日常動作のたびに使われています。顎関節の内部には、骨同士が直接擦れないようにするクッション状の組織があります。これを「関節円板」と呼びます。このクッションが正常な位置からズレたり、関節の動きがスムーズでなくなったりすると、口の開閉時に音が鳴ることがあります。特に、「カクッ」「コキッ」という軽いクリック音は、関節円板のズレによって起こることが多いとされています。
日常生活のクセが原因になることも
顎関節はとても繊細なため、普段の何気ない習慣によって負担が蓄積することがあります。例えば、歯ぎしりや食いしばりのクセがある方は、睡眠中も強い力があごに加わっています。また、片側だけで噛む習慣や頬杖、長時間のスマホ操作による猫背姿勢なども、顎関節へ偏った負荷をかける原因になります。さらに、ストレスが強い時には無意識に歯を食いしばっていることもあり、筋肉の緊張によって症状が悪化するケースもあります。つまり、あごの音は単なる「クセ」ではなく、生活習慣の積み重ねによって起きている可能性もあるのです。
音だけなら問題ない場合もある
あごが鳴るからといって、必ず治療が必要になるわけではありません。痛みがなく、口も問題なく開き、日常生活に支障がない場合は、経過観察になることもあります。実際に、音だけの症状で何年も大きな変化なく過ごしている方もいます。ただし、「今は痛くないから安心」と完全に言い切れるわけではありません。関節に負担がかかり続けている状態では、将来的に痛みや開口障害へつながる可能性があります。そのため、症状が軽いうちから生活習慣を見直すことはとても重要です。
こんな症状があれば受診を
一方で、あごの音に加えて痛みがある場合は注意が必要です。食事中や口を開けた時に痛みを感じる場合、関節や筋肉に炎症が起きている可能性があります。また、「口が大きく開かない」「以前より開けづらくなった」という場合も、顎関節の動きに問題が起きていることがあります。無理に動かし続けると悪化することもあるため、早めに相談した方が安心です。さらに、「ジャリジャリ」「ゴリゴリ」といった以前とは違う音に変わってきた場合も要注意です。関節内部の状態が変化している可能性があります。朝起きた時にあごの疲れやだるさを感じる場合には、就寝中の食いしばりが隠れていることもあります。
まとめ
あごがカクカク鳴る原因には、顎関節への負担や関節内部のズレなどが関係していることがあります。音だけで痛みがない場合は大きな問題にならないケースもありますが、痛みや口の開けづらさを伴う場合には注意が必要です。
気になる症状が続く方は、西原ひだまり歯科までお気軽にご相談ください。
西原ひだまり歯科のご予約・お問い合わせはこちらから
