コラム|広島市安佐南区西原で歯科をお探しの方は西原ひだまり歯科まで

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むし歯になりにくいおやつの食べ方 補足~どうしたら虫歯ができるのか【食育】【小児歯科】【管理栄養士が在籍する歯科医院です】

今日は間食の取り方についてお話をしていこうと思います。

前回の記事、虫歯になりにくいおやつの食べ方はこちらをご覧ください。

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1.歯の溶けるメカニズム

飲食前のお口の中はPH6.8~7.0の中性ですが、飲食を開始するとすぐPH5.5以下の酸性に傾きます。

食事中はPHが元に戻ることはなく、しばらく歯が溶ける状態が続きます。

特に問題になるのが砂糖で、虫歯菌(ミュータンス菌)は砂糖を食べてどんどんと酸を作ります。

しかし飲食を終えてしばらくすると唾液の働きにより酸が中和され、40~60分かけて徐々にPHが元の中性に戻っていきます。

中性に戻ると唾液の中のミネラルの働きにより、歯の表面が回復していきます。

つまり、間食が多かったり、ダラダラと飲食をしているとずっと虫歯になりやすくなすくなります。

溶ける時間が長く、回復する時間が短くなるわけですね。

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2.良い食べ方

良い食べ方の例を示します。

規則正しく食事をとると、歯が溶ける時間(赤い部分)が少なく、回復する時間(青い部分)が多くなります。

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3.よくない食べ方

次に、良くない食べ方。

お口の中にずっと食べ物や甘い飲み物が入っていると歯が溶けてばかりで回復する時間がありません。

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4.小さいお子さんの間食は例外です!

ただ、間食に関しては小さい子供さんは例外です。

小さいうちは三食だけでは十分なエネルギー摂取ができないため、健康管理のために間食は必要です。

「ダラダラ食べるのが良くない」だけです。

時間を決めて、ダラダラにならないように上げるようにしてください。

また、飲み物でも糖分のないお茶や水などは虫歯に影響しません。

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5.間食のポイント

間食の取り方として…

①時間を決めて食べる

②食べる量を決める

③甘い物と甘くない物を組み合わせる

例えば…蒸しパン🍞と牛乳🥛、お煎餅🍘とジュース🥤

    スナック菓子とお茶など…

※砂糖が少ない歯にくっつきにくい食べ物を選ぶ🦷

分かってはいてもなかなか間食(ダラダラ食い)をやめられない😖

そんな方は、間食後、水やお茶で口をゆすいだり、歯ブラシをしたりする。

その他にも100%キシリトールガムを間食後に嚙んでもらうのも虫歯予防になります😊

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6.まとめ

お口の中から見た最適な方法と、栄養摂取から見た最適な方法が違うことがあります。

むしろ、そういう場合の方が多いかと思います。

その場合は両方の折り合いをどうつけるか・・・といったことが大切になります。

当院では歯科衛生士と管理栄養士が在籍しておりますので、ぜひご相談ください。